ＹｏｕＴｕｂｅ、ふわっち等を拠点に、「ヒドンナ」と名乗って活動している動画配信者が、夜道で襲撃されるという事件が発生した。当人に取材を申し込み、その後の状況を尋ねた。
事件が発生したのは、２０２１年１２月１１日。深夜に東京都台東区の路上で配信中、コーンバー（工事現場等の三角コーンに使用する棒）を手にして歩いている男性を目撃した。
不審に思い、「お兄さん、それ何？返した方がいいんじゃない？」と声をかけると、男性はコーンバーを勢いよく振りかざして襲いかかってきた。
コーンバーはヒドンナ氏の頭を直撃。その衝撃で、配信に使用していたスマホは地面に落下した。男性が再び襲いかかってきたので、ヒドンナ氏も応戦した。そして相手を取り押さえることに成功し、「警察呼んで」と叫んだ。やがて警察官が駆けつけ、男性の身柄を拘束。警察署にて、両者への事情聴取が行われた。
ヒドンナ氏は応戦中にも、コーンバーで繰り返し叩かれたという。コーンバーを手で防いだ際には、指先から出血。病院を受診の結果、前胸部、頭部、左手指、左大腿部の打撲により、全治１週間と診断された。頭部の出血による重い後遺症が残る可能性もあり得ると、医師は述べた。
相手の男性は、現在も留置されている。示談を早急に行いたいと、男性側の弁護士からヒドンナ氏に連絡があった。ヒドンナ氏も弁護士を立てて、対応を進めている段階だ。男性が暴行に及んだ動機などについては、現時点までに相手の弁護士からの説明は一切なされていないという。
ヒドンナ氏曰く、「配信的においしい」と考えて、男性に声をかけてしまったとのこと。その結果、思わぬ事態に発展してしまった。ネット上で話題になりそうな動画や画像の撮影に奔走する人々が後を絶たないが、それに伴うリスクは当人たちが想定している以上に大きい。
※本記事に掲載した画像はヒドンナ氏提供
