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コロナ不況で苦肉の策?商業施設の空いたスペースを大胆リニューアル

長引くコロナ禍により、各地の商業施設が苦戦を強いられている。これまで営業していた店が撤退後、新規の出店がなく、店舗数が激減したという話をよく聞く。そうした中で、空きスペースを大胆にリニューアルした施設があるという。現地を訪れて、実態を調べた。

このたび読者から情報が寄せられて向かったのは、「東急プラザ銀座」(東京都中央区)。この施設の目玉の一つが、3階から5階のかなりのスペースを割いて展開していた「ヒンカリンカ(HINKA RINKA)」だった。洋服や雑貨などを中心としたセレクトストアだ。東急の新たな事業展開として、オープン当初から注目されていた。

 

 

ところが、ヒンカリンカは昨年11月に営業を終了。情報提供者曰く、「ネットで探しても見つからない、ここでしか買えない商品も扱っていました」。ヒンカリンカの営業終了により、東急プラザ銀座ならではの品ぞろえと言ってよいものはほぼ消えたという。以降、ヒンカリンカ跡地は閉鎖されていた。

現在は一部に新たな店が入ったが、未だ全く埋まっていないフロアもある。その空きスペースが、一般客に開放された。何もないガランとした場所もあれば、アートのような空間も。かつて使用していたハンガーラックや試着室も、そのまま残されている。こうしたスペースの使い方は苦肉の策だとしても斬新だと、情報提供者は言う。

 

 

 

 

当サイトが訪れたのはゴールデンウィークの真っ只中だったが、施設内は混雑とは程遠い状況。ヒンカリンカ跡の空きスペースは無人だった。しばらく待っていると、端に設置された休憩用の椅子に腰かける人々がようやく現れた。話を聞くと、「こんな場所があるなんて、驚きました」という答えが返ってきた。

 

 

とはいえ、空いたスペースをいち早く埋めて、新たな事業を展開することは不可欠だろう。当面の間は厳しい時期が続くかもしれないが、不況に負けずに頑張ってほしいと思う。

 

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