私、名古屋の探偵が調査活動を行っている愛知県は、「交通死亡事故者ワースト１位」の常連です。愛知県民が違反者講習を科された際、殆どの方が「名古屋市天白区」に在る「運転者講習センター」に呼び出されます。
「運転者講習センター」の外観及び、施設名
現在、同施設は隣接していた「運転免許試験場」のリニューアルに伴い既に取り壊されており、リニューアルした建物の１Ｆ「行政処分」エリアへと引っ越しています。以前（建物が取り壊される前）私は同施設で６０日の免停講習に密着したのですが、今回はその時の様子をご紹介したいと思います。今は無き「運転者講習センター」で過去に講習を受けた方に、「懐かしい～！」と思って頂けたら幸いです。
当時の「運転免許試験場」
「運転者講習センター」での講習の様子は以下の通り。
先ず、講習の流れとして、午前９時～午前９時４５分までの間に３Ｆの受付でハガキの通知書と免許証を提出し、講習費１９５００円（２日分）を納めます。そして、午前１０時～午後４時５０分頃までみっちり講習を受けます。
案内看板および講習受付
６０日免停の講習は２日間に分けられています。講習を受ける日は、基本ハガキに記載された日に出頭しますが、都合が会わない場合は日付の変更は可能なので問い合わせ番号に一報して下さい。
時間割表
１日目の１限目は書類の作成と、シュミレーター室で機械（三菱ドライブシュミレーターＤＣ３２０）を使用した講習を行います。シートベルトを着用し、エンジンを始動させるところから始まり、ギアをドライブに入れて発進させる等、普段車を運転する際の動作をそのまま行っていきます。３０日の免停講習の問いと比べると簡素なものになっている様に思えました。
２時限目は「運転免許試験場」に移動し、構内のコースを使用した実車講習を受けます。コース内での「ポケモンＧＯ」は禁止されているので気をつけましょう（笑）また、１時限目と２時限目の間が無く、通しで行われる事が有るので、移動の際にトイレは済ませておいた方が良いです。２時限目が終わった時点で昼休憩となります。
講習風景及び、注意事項 確認映像
３、４時限目はテキストやＤＶＤを鑑賞する座学です。ここでは車を運転するにあたってのルールやマナーを再認識させ、交通事故を起こさない為の危険ポイントを習います。また、自分の事を知る為に適正テストも行います。
５時限目は、機械を使用したＣＲＴ検査を行い「運転適性診断」を行います。ここではボタン、ハンドル、アクセル、ブレーキを使用した複雑な操作を行い、反応動作の速さや正確さ等を検査し、自分の能力を認識させます。自分の弱点を知り事故を未然に防ぐ試みです。
ＣＲＴ検査の機械
６時限目はテキストとＤＶＤを使用した座学を行います。講習の最後には講習２日目の流れについての説明が行われ、長い１日目がようやく終了します。
講習１日目はみっちり６時限目までありましたが、２日目は４時限目までで午後３時には講習が終わります。講習２日目の時間割表は以下の通りです。
時間割表
１時限目は、テキストを使用して記号式や心理テスト等を行う「運転適性検査」を行います。自分がどういう性格の人間なのかと言う事を学び、自分を見つめ直す検査です。これは４時限目の最終テストが終わった後に診断結果が発表されます。
診断書
２、３時限目はテキストとＤＶＤを使用した座学で、テストに出そうな問題を重点的に学んでいきます。
さて、残すは４時限目のテストのみです。テストは２日間の講習をしっかり聞いていれば問題なく楽に突破できます。ただ、講習中にスマホの使用や遅刻等で何度も注意を受けていると、授業態度が悪いと言う事で減点基準となり、免停日数免除の日数（最大３０日）が減らされるので気をつけましょう。
３０日免停であればここで免許の返納が行われるのですが、６０日免停はここから約１ヶ月間免許証は没収されたままなので車を運転する事は出来ません。この期間に車の便利さを思い出し、今後車を運転するにあたり気を付けるべき点を今一度考えてみてはいかがでしょうか。ここで反省しなければまたすぐに免停処分を受ける事になりますよ！
と、言うのも免停期間が終わってから１年が経過しないと免許の点数は戻らないので、１年以内に２点以上減点されると今度は９０日免停になってしまうのです。これがどう言う事かと言うと、違反の殆どは２点以上減点されるので１年以内に１度でも捕まってしまうと免停になると言う事です。皆さん、くれぐれも運転にはお気を付けください！！
次回は、リニューアルした「運転免許試験場」をご案内いたします。
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免停になって調査出来なくなり、叱られた調査員 和真（0120-503-666）
１０年以上ノークレームの支社として表彰経験あり。愛知県と岐阜県を中心とする中部地方で、地域住民から絶大な支持を得ている。