2015年8月26日午後10時前後、中野区弥生町3丁目マンションで劇団員・加賀谷理沙さん(当時25歳)の全裸絞殺遺体が発見されました。事件発生から間もなく2年半!やっと2月16日に初公判が裁判員裁判で始まります。そして、もう1つ気になる殺害現場(マンションの一室)は今どうなっているのかお伝えしていきます!
まずは簡単に事件の詳細を…
住所:中野区弥生町3-28-10サンヴェール202号室
加賀谷理沙さん殺害事件から200日、捜査本部は50名体制→40名体制に(5ヶ月後)
警察関係者によると、12月より周辺住人(中野区弥生町・南台等)の成人男性(後期高齢者を除く)全員から、2000件以上のDNA採集を行っていた。
そして、2016年3月12日午前7時過ぎ、ついに容疑者逮捕!!
戸倉高広 容疑者(当時37歳) 職業不詳 実家:福島県矢吹町中町
殺害時の住所:中野区弥生町2-49-11サカイ中野富士見町マンション
(現場マンションの住人によると、戸倉容疑者は2階に住んでいたと思われる)
当初、否認を続けていた戸倉高広容疑者が一転3月13日夜、「私が殺したことに間違いありません」「責任を取ります」と犯行を認める。
自白内容は…
事件前日の朝に実家の矢吹町を出て、高速バスで昼前に東京都北区王子に到着した後、電車で中野区の自宅マンションに向かう。
「歩きながらたばこを吸っていたら加賀谷さんを見かけて後をつけた」「友達になりたくて」「LINEを交換しようと思って部屋の前で『すみません』と声をかけた」「加賀谷さんが驚いて部屋に入ったので、自分もすぐに部屋に入り、手とコードのようなもので首を絞めた」と供述していることが新たに分かった。
また、現場の部屋からは加賀谷さんのリュックサックやシーツなど十数点がなくなっていが、戸倉容疑者はこれらの一部について持ち去ったことを認めたうえで、「自分が住んでいたマンションでごみとして捨てた」と供述している。
いよいよこの事件の裁判員裁判が平成30年2月16日(木)に始まります。
2015年8月26日午後11時前後にパトカーのサイレンを聞いてから、微力ですが捜査協力をさせて頂いた事件。最後まで見届けて行きたいと思います。
殺害現場となった「サンヴェール及び202号室」のその後は?
①事件発生から約1ヶ月。
9月末に102号室の男性(犯人では?と騒がれた人物)が引っ越す。2ヶ月後の11月末には女性が入居。
②事件発生から約2ヶ月の10月末にマンション出入口扉がオートロックになった。
→
202号は現状維持のまま。他の部屋は満室である。
③犯人逮捕後、約2ヶ月で202号室に内装工事が入る。
④程なくして202号室のベランダに洗濯物等が干される。入居者か?
窓はアルミ製の紙が貼られていた。3ヶ月後には空室状態になり、その後8ヶ月のみ空室であった。
→
オートロックの他に変わった点は・・・
202号室の給湯器からのみダクトが伸びている?
近所住民よると、当時ダミーだったマンション出入り口の防犯カメラは、本物を付けたと大家さんが言っていたそうだ。(←事件当初と同じ防犯カメラだが・・・??)
表示されていた賃貸状況(19㎡)
⑤現状は、空き部屋0の満室
これだけ騒がれたマンションですが、あまり関係無く皆さん生活しているようですね。
次回は、裁判員裁判の状況・結果をお伝えしていきたいと思います。
裁判日程 場所:「東京地方債裁判所」 2月16日(金)AM10:00~ |
そして、加賀谷さんのご冥福を改めてお祈りいたします。
ガルエージェンシー東京中野 代表・柿沼 信之(0120-605-789)
1997年開業。前職は警視庁警察官。テレビ・ラジオのレギュラー、ドラマ制作協力など多数出演、著書に『親子でまなぶ子ども防犯ガイド』など。いじめ問題・悪質化するストーカー調査では知人弁護士・警察とタッグを組み多くの案件を解決する。