不祥事続きの超新星“きらぼし銀行”の前門の虎、後門の狼


今年5月1日に東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京の3行が合併し、「きらぼし銀行」が誕生した。
東京最大の地銀である。しかし、驚くべきことに発足からたった三ヶ月で世間を騒がせる不祥事を立て続けに3件も起こしている。




最初は、合併初日午前からのシステムトラブルの発生。内容は、旧新銀行東京のキャッシュカードが使えない、他金融機関から旧八千代銀行口座宛の振込みにかかる一部入金遅延、旧八千代銀行ATMを利用した取引のうち、入金口座が旧八千代銀行の「屋号または肩書付き個人」の振込みの不具合などの事象が発生し、出だしからつまずく。


次に、元石神井支店勤務で36歳の男性行員が、顧客から預かった現金約3億7500万円を着服して逃亡。未だ捕まっていないという事件が起こっている。この男性行員は7月8日付で懲戒解雇されている。手口は、2016年5月から18年5月にかけて、定期預金の作成を名目に、顧客の普通預金から現金を払い出して着服。顧客には偽造した定期預金証書を渡していたというもの。被害は法人2社、個人4人と確認されており、今月2日、顧客から定期預金を解約したいという連絡があり、発覚したそうである。
これは柴田錬三郎賞を受賞し、宮沢りえ主演で映画化もされた、角田光代のサスペンス小説「紙の月」に手口が似ているではないか!とゾクゾクした。小説では銀行の契約社員である41歳の女性が約1億円を横領して逃亡する。




そして今回の“千葉の男性行員が妻を殺害し、母親と一緒に妻の遺体を実家の敷地に埋めて親子で逮捕された”という事件が発生。これもまた、『このミステリーがすごい!』に選出されそうな恐ろしい内容で連日の報道に目が離せない。26年前の高視聴率ドラマ『ずっとあなたが好きだった』のマザコン夫“冬彦さん”を思い出した人も少なくなかろう。




死体遺棄の疑いで逮捕、送検された36歳の男性行員、弥谷鷹仁容疑者は、『きらぼし銀行』で中小企業向けの融資を担当。同行のサイトでインタビューが掲載されるほどのやり手だった。



今後の事件の展開と、こうした不祥事続きの『きらぼし銀行』の行く末にも注目していきたい。

星の輝き、それは永遠ではない・・・
実際の星のように、“超新星爆発”を起こして消えてしまわないよう、祈るのみですね。
“社名”はビジネスを左右するので、慎重に決めましょう。

(妻、麻衣子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます)


ガルエージェンシー西神奈川 代表・樋口 恵里
前職はブライダル等のコンサルタント業。困難な状況下での情報収集に非凡な能力を発揮し、高品質の調査報告書は有効な裁判資料として弁護士からの信頼も厚い。日々ご依頼者様の心のケアに心血を注ぎ、良き相談相手でありたいと努めている。