前回のつづき。
どんどんスピードを上げ、ピックアップは山を目指します。怪しい雲行きとは裏腹に、オープンエアーの解放感にワクワク。
舗装路から未舗装路へ
密林への入り口。ここから先は銃の携帯も禁止
左側通行のタイですが、ここの勾配は非常に急。ポイントによっては左右に入り乱れないと登っていくことは不可能です。
また、ピックアップには大人数が乗っているため、勢いをつけてガンガン攻めなくてはいけません。途中で止まろうものなら二度と登れなくなってしまい、逆に危ないのです。
素人のように危ないと思って慌ててブレーキを踏んでしまうと、横転・転落の危険さえあります。ドライバーもドリフトとグリップ走行のギリギリの線で攻めます。そこらにある遊園地のアトラクションの比ではないほど、エキサイティングです。
ジャングルのような密林の中を進む
ようやく到着した! と思いきや、まだ登山道の入り口に到着したに過ぎません。お供えのセットを購入した後、いよいよ登山道へ。
お供えのセット
ここから1キロ以上登るそうです。これでは足腰にかなり自信がないと、頂上に辿り着けないではないですか・・・
しかし、心配ご無用。そんなあなたには楽ちんなサービスが! そう、籠に乗って楽々運んでもらえるのです!
片道800バーツで往復1600バーツ(約5600円)
ひたすら登っていきます。
大勢が階段に座り込んでいる
標高が上がると、南国タイでもかなり涼しくなります。途中には、お供えものが手向けられたご神木や売店があります。
辺りが徐々に薄暗くなってきました。
ひとつずつ鐘を鳴らしていく
しばらくするとすっかり暗くなり、霧がすべてを包み込みます。
そしてついに! カオ・キッチャクートの頂上に到達し、その全貌を目の当たりにします!!
(つづく)
ガルエージェンシー東京西部 代表・森 章悟(0120-78-4143)
M大付属中時代はラグビー部に所属。少年自衛官、新宿歌舞伎町の飲食店経営やタイ王国での会社経営等を経て、26歳で探偵に。様々な経験と豊富な世界中のコネクションを生かし、国内はもとより国境を越える依頼も数多くこなす国際派探偵。