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【必見】不織布マスクの「謎」!販売元HPにも書かれてない情報

不織布マスクについて、商品のパッケージや販売元のHPにも書かれていない「謎」を調べてほしいという依頼が寄せられた。

一つは、古いマスクを使ってもよいのかという疑問だ。アイリスオーヤマの製品には、使用期限は製造から3年と書かれている。しかし、他社製品にはその記載が見当たらない。そこで、日本衛生材料工業連合会に話を聞いた。

 

 

担当者によると、マスクの使用期限を記すことの法的義務は、薬機法に定められていない。したがって、記載の有無は各社の判断に委ねられている。古いマスクを使っても人体への悪影響はないが、不織布が破れやすいといった問題は起こり得るそうだ。

湿気が多い場所で保管していた場合などに、不織布の劣化が進みやすいという。古くなると、フィルターの効果は低下するのか。この点を尋ねたところ、各製品に使用されている素材は異なるため、販売元に確認してほしいとのことだった。

もう一つは、ユニ・チャームの「超快適マスク」関連の疑問だ。パッケージやHPの説明では、ウイルス飛沫や花粉を99%カットするという。一方、同社の「超立体マスク」については、ウイルスよりも小さい微粒子も99%カットと書かれているが、超快適マスクに関してはその説明がない。

 

 

 

同社の担当者曰く、超快適マスクも微粒子の捕集効率試験を実施済みであり、微粒子を98%以上カットするという。ちなみに、同社HPには、二つの製品の機能は同等と書かれている。これは、風邪や花粉の対策としてはほぼ同等に有効という意味であるとのこと。

なぜ、二つの製品の記載事項が異なるのか。担当者の説明によれば、超快適マスクであれば着け心地のよさ、超立体マスクについては隙間の少なさといった、それぞれの代表的な機能を中心に記載しているからであるという。

感染防止対策には正確な情報が必要である。今回の記事が、読者の皆さんがマスクを使用する時の判断材料として役立てば幸いだ。

 

高橋 

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