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「マスク警察」になった男、トラブルに発展で負傷!当事者に取材

マスクの着用をめぐるトラブルが後を絶たない。近頃は、マスクを着けない人を見かけて注意するという行動が「マスク警察」と形容される。このたび当サイトでは、そのような行動でトラブルに発展したという男性(以下、「Aさん」と記載)に接触することに成功。当事者に問題の経緯を取材した。

中目黒(東京都目黒区)の目黒川沿いの一帯は、花見の時期に全国各地から人々が詰めかける。今年は新型コロナウイルスの感染防止を目的に、現地での花見の自粛が呼びかけられた。花見をしないように注意書きが掲示され、川沿いのベンチ周辺には立ち入り禁止のロープが設置された。

 

 

 

 

既に花見シーズンは終了したが、夜間にロープをくぐって川沿いに立ち、酒を飲みながら焼き鳥らしきものを食べている中年男性(以下、「Bさん」と記載)にAさんは遭遇した。その際、「マスクも着けないで、そんな場所で何やってるんだ!」とAさんが怒鳴りつけたことが騒動の発端だ。

Bさんが「あ?」と一言つぶやいて睨むと、Aさんはカッとなって「だから何やってるんだ!」とBさんの肩をつかんだ。次の瞬間、Bさんは手に持っていた串でAさんの額を小突いた。揉み合いになりかけたところで、通りがかった人物が仲裁に入った。

Aさん曰く、「酒を飲んだ後で、ちょっと気が大きくなってたんだと思う」。当時、Bさんも酔っていた様子だった。串で突かれたAさんの額は、軽く出血した程度で済んだ。後日、その箇所が赤く腫れて膿が出たというが、軽傷にとどまったのは不幸中の幸いだ。

 

 

トラブルが起きたのは19時30分過ぎだった。その時間帯に現地を歩いてみたが、人通りは少なく、静まりかえっている。大きなトラブルに発展する前に仲裁してくれる人物が通りかかったことも幸運だったと、Aさんは振り返る。

 

 

長引くコロナ禍で、精神的なゆとりが人々から失われているのではないか。過激な行動に出る前に、冷静な判断を求めたい。


高橋 

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