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ウクライナからの出品物を転売して稼ごうとしたら・・・思わぬ事態に

海外から安く仕入れたものを転売して稼ぐ人々は、今や珍しくない。このたび当サイトの取材に応じてくれた人物も、その一人だ。情報提供者は海外のネットオークションや通販サイトで仕入れたものを国内向けに転売して、利益を得ている。その過程で、思わぬトラブルが発生した。

海外のオークションサイトを見ていると、ウクライナからの出品が思いのほか多いと、情報提供者は述べる。自身が転売したい商品もあったので、「購入を通じてウクライナの人々を支援できるならばWin-Winだ」と考えて、落札してみたという。

 

 

 

ロシアによる侵攻で物流への影響が出ているとのことだったが、荷物は無事に届いた。ところが、開封してみると、落札したものとは異なる商品が入っていた。色もブランドも違うので、出品者が間違えたのではないかと推測。届いた商品を撮影した画像を添付して、出品者に連絡を試みた。

 

 

だが、返信が届かない。最悪の事態が発生したのかと心配していると、数日後に応答があった。親類の安否を確認するために一時的に地元を離れていて、その間はメールを読んでいなかったとのこと。出品者は不手際があったことを認めて、返品を了承した。間違って届いた商品は、既に返送した。到着するまでには通常よりも日数がかかる見込みだ。

 

 

「現地の状況次第では、荷物のやりとり自体ができなくなってしまう可能性もある」と情報提供者は注意を促す。例えば日本郵便では、情勢悪化でウクライナへの輸送ルートが途絶えて、今年2月に荷物の引受を停止。5月下旬にようやく再開したばかりだ。現在も一部の地域宛ての荷物は取り扱っていない。

ウクライナでは人々が生活していくために必要な仕事が不足していると報じられているが、非常事態下でもオークションへの出品が継続されているのは貴重な収入源になるからだろうか。安心して生活できる日常が、一日も早く戻ることを願う。

 

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