本当に高齢になればなる程、子供みたいに……いや、子供以上にワガママを言うのだなぁ、と感じた。
ただ、看護師さんやヘルパーも人であり、嫌われると分かり易い態度をとられる。
また新たな爺さんが私と同じ病室に入院したが、原因がイマイチ不明との事。
その原因不明の痛みのせいか、何かと看護師の指示に反抗的な態度をとる。
看護師
「別の病気で入院した事ありますか?」
爺さん
「それを聞いても、今回の入院と関係ないだろ?」
看護師
「お熱と血圧を測りますね」
爺さん
「別にしんどく無いから意味ないよ」
爺さん
「オシッコがしたい!」
ヘルパー
「動けないから、その尿瓶でして」
爺さん
「使った事が無いから手伝え!」
と、爺さんの口調は悪いが看護師やヘルパーさんも、爺さんに対して当たりが強くなる。
ある日、爺さんをMRI検査する為にベッドから移動させる際に、
爺さん
「痛い!痛い!何で痛いんだ!」
看護師
「それを調べる為にMRI検査をするんだよ!」
爺さん
「買い物に行きたい!自転車で行ってくる!」
ヘルパー
「どうぞ、行ってらっしゃい!
でも動けないんでしょ?動けないから入院してるんでしょ?忘れたの??」
と、爺さんの発言に看護師やヘルパーさん達が言い返しだし、その爺さんに対しての態度もキツくなりだした。それから3週間程経ち、爺さんの退院が決まった。
その爺さんの退院を知ったヘルパーさん達は、爺さんベッドに集まり、
ヘルパー
「〇〇○さん、明日退院なんだってね」
爺さん
「そう。明日、退院だ」
ヘルパー
「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!!」
爺さん
「2度とこんな病院に来るか!」
ヘルパー
「そうだね。来なくて良いからねぇ!」
皮肉をいっぱい言われ、その爺さんは退院した。

ガルエージェンシー松戸 代表・安和 大(0120-546-764)
都内のガルエージェンシーにて約10年間、調査員として携わり2022年にて松戸市でガルエージェンシーの代表として開業。しかし、開業して間もなく足を派手に骨折し、入院する事に。様々な調査の中でも浮気・離婚・素行調査を得意としております。