横須賀海軍施設(アメリカ海軍の横須賀基地)内のマクドナルドでは、各種の不衛生行為が横行しているとの情報が、読者から寄せられた。店の前を通った時、入口付近に多くの野良猫が集まっていたという。以後、同様の光景を繰り返し見かけたそうだ。やがて、店舗に勤務する女性店員が、野良猫に餌を与えていたことが発覚。
店の制服を着たまま店員が猫に餌を与えている様子を、基地内に勤務する複数の人々が目撃している。情報提供者が餌付けを確認したのは、夜間の閉店後の時間帯だ。とはいえ、「餌付けは禁止」という看板が基地内には設置されている。それを無視して、餌付けを行っているのだ。
猫が店内に侵入するなどに伴う衛生面での問題を、情報提供者は危惧する。目撃者の一部は、過去に本件を問題視して、店に問い合わせている。だが、「責任者が不在」との理由で、具体的な対応がとられることはなく、事態が放置されてきたという。
また、一部の店員が、勤務中に厨房で飲み食いする様子も目撃されている。そして、その残骸が厨房内に放置されているというのだ。「調理を行う場所とはいえ、飲み食いしながらの作業は衛生管理の点から見て適切ではないと思います」と、情報提供者は述べる。
店に尋ねたところ、一連の問題は初耳だったと店長は述べた。当サイトからの情報を、本社に報告するという。その上で、事実関係を調べるとのことだった。横須賀市の保健所によると、当該店舗は経営元が日本マクドナルドであるとはいえ、米軍基地内は管轄外であり、改善指導等を行う権限を有していないという。
たとえ猫が店内に入ってこなくても、もし以下のような問題が確認された場合は不衛生行為に該当する可能性があると、担当者は説明した。店の周りに猫が多く集まる、厨房内で餌を保管する、餌を与えた後に手を洗わない、餌を入れた皿を厨房で洗う。
米軍基地内は、衛生面まで「治外法権」に等しいのだろうか。