SHIBUYA109(東京都渋谷区)がアイドルグッズの販売を展開して、話題になっている。その拠点が、ポップアップストア「DISP!!!(ディスプ)」である。4月に、欅坂46の期間限定ショップがオープン。また、乃木坂46と各種ブランドのコラボレーションアイテムも、109の店頭や通販での取り扱いがある。
欅坂46のショップには、多くのファンが詰めかけて長蛇の列に。その様子を撮影した画像がTwitterに大量に出回った。一方で、このような傾向を快く思わない人々もいたようだ。「女性ファッションビルだし女性向け商品販売だから 正直オタ来ないでほしいわ。わきまえてほしい」とツイートする女性も現れ、炎上した。
だが、上記のような反応は誤解であるという意見が、当サイトに寄せられた。情報提供者は、109の系列店でメンズ商品を扱う、109MEN’Sの店員を務めたことがある人物だ。「ファッションに敏感な若者たちのための店」というイメージが世間では強いかもしれないが、実際には必ずしもそうではないというのだ。
例えば、109MEN’S1階には、ハローキティのキャラクターグッズを販売するショップが以前からあるという。2階には、MARVELやポケモン等のキャラクターグッズを販売するショップもできた。これを目当てに、アニメ好きの人々が続々と来店するのであり、買い物帰りに店内のカフェも利用していくそうだ。
そもそも、109は渋谷駅付近に位置するため、渋谷へ観光に訪れた外国人たちが多く来店するとのこと。その中には、一般的に109の客層としてイメージされているのとは全く異なるタイプの人々も珍しくないという。同じことは、日本人にも当てはまる。「お盆の時期なんかは、地方から見物に来たっていう中年のお客さんも、意外と多いですよ」。
「オタクは来ないで」という声は一面的であり、実態から大きくかけ離れているようだ。