原宿の竹下通り(東京都渋谷区)で中高生らに声をかけて偽ブランド品を販売していた黒人の業者が、2月下旬に逮捕された。商品が偽物とは知らなかったと、容疑を否認しているという。事件の背景を調査した結果、これまでに報じられていない実態が判明した。
ネット上では以前から、黒人店員たちのしつこい客引きや強引な手口が問題視され、「無理やり商品を買わされた」といった被害情報も大量に出回っている。当サイトでも、過去に関連記事を掲載したことがある。近年は、動画配信者たちが店に突撃する映像も繰り返し公開されてきた。
容疑者逮捕が報じられた日の夕方、当サイトでは現地を訪問。黒人店員たちも警戒しているのだろうか、彼らの姿は竹下通りには皆無だった。
彼らの経営する店は、竹下通りの裏手に軒を連ねている。周辺の人通りはまばらだ。彼らの言い分を直接聞いてみたいと考え、取材を申し込んだ。だが、応対した店員は片言の日本語で、店内の写真撮影も含めて許可できないと回答。その理由を尋ねても、「ダメ、ダメ」と繰り返すばかりだ。
続いて、原宿竹下通り商店会に話を聞いた。黒人たちの店はいつ頃からあるのか。この点について、詳細は把握していないという。彼らは商店会にも加盟していないそうだ。それどころか、「もし加盟の依頼があったとしても、断ることにしています」と担当者は明言。
黒人たちが引き起こしてきたトラブルは数知れず、悪質な客引き行為等をやめるように、商店会の関係者たちが要請し、話し合いを試みてきた。それにもかかわらず、商店会側の主張が聞き入れられることはなく、事態が改善に向かう見込みもないというのだ。
黒人たちが客引きを行う、おなじみの光景。だが、その裏で、商店会との深刻な対立が解消されないまま、年月ばかりが経過してきたというのが実情だ。今回の逮捕劇で、両者間の溝は一層深まってしまったかもしれない。