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メタノール中毒死と生命保険金

生命保険は、保険を掛けられている人が死亡したとき支払われます。
もし、事故や事件で死亡したときは、死亡給付金のほかに災害給付金等が別途に支払われます。例えば、事故で死亡した場合、死亡給付金1000万円と災害給付金1000万円、計2000万円が支払われることになります。

保険金の受取人にとって、事故や事件による死なのか病気による死なのか、死因によって受け取る保険金が大きく変わってくるのです。

男性が近所の人に吐き気とめまいを訴え、助けを求めました。


※自宅写真

男性は救急車で病院へ運ばれましたが、病院到着時には意識がなく、搬送から3日後に亡くなりました。
死因は急性メタノール中毒による臓器不全でした。

メタノールはメチルアルコールともいいます。農薬や燃料用のアルコールや車のウィンドウウォッシャー液など、日常生活でよく使われています。しかし、メタノールは体内に入ると意識レベルの低下、身体能力の貧弱化など症状が出現し、失明や死に至るほど毒性が強いものです。さらに無味無臭で、体内に入ってから症状の出現まで40分から3日くらいかかります。

亡くなった男性は1人住まい。近所付き合いもなく、町内会のイベントにもほとんど参加しませんでしたが、挨拶をすると穏やかに返答し、悩みやトラブルとは無縁な印象だったと近所の人は話します。

男性の手元のあったメタノールは、燃料用のものとウィンドウウォッシャー液でした。

  

※写真はイメージです


購入先は、近隣のドラッグストアでした。


※写真はイメージです

では、メタノールはどのように体内へ入ったのでしょうか?

考えられるのは誤飲です。メタノールが入り酒を飲んだケースです。
しかし、飲酒の習慣はないと立川市に住む男性の妹は述べています。

吸い込んでしまったケースも考えられましたが、警察の調べではメタノールの入っている液体の容器は全部閉じられており、揮発したメタノールを吸い込んだケースは考えにくいとのことでした。

警察は、事件、事故、自殺等あらゆる可能性をすべて調べつくしましたが、結論は出せず迷宮化した事案との回答でした。男性の妹は死亡保険金のうち死亡給付金を受け取りましたが、保険会社は災害給付金を今でも支払っていません。謎ですね。


ガルエージェンシー吉祥寺 代表・師 靖人(0120-25-3336)
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。

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