とってもブラックな地下アイドルの実態


「感覚がマヒしちゃって、なにが正しくて、なにがおかしいのかわからなくて……」

そう語るのは元地下アイドルのAさん。
テレビなどのメディアには登場せず、ライブ会場や地方のイベントで活躍する地下アイドル(ライブアイドル)。


【ライブ会場写真】 写真はイメージです

現在は日本全国に数百のグループが存在していると言われています。しかし、そんなアイドル達がパワハラ、過重労働、契約の解除などで所属事務所を訴えるケースが増えています。

元地下アイドルのAさんが所属していたグループは、ライブやイベントがある日は朝の8時から夜の11時まで拘束されました。ライブやイベントがない日は歌や踊りのレッスンなどのスケジュールが組まれており、休みは月1回とれるのがやっと。たとえ熱が出ても事務所スタッフから「とりあえず顔だけだしてよ」と休ませてはもらえませんでした。給与は月3万円ほど。しかし、衣装代やイベント、ライブ会場までの交通費は支給されずに全て自己負担。また、歌や踊りのレッスン料が給与から天引きされ、預金や親からの支援でなんとかやりくりできている状態でした。Aさんがそんな実態を友人に打ち明けると、「なんか奴隷みたい」と言われ、自分が置かれている環境のおかしさに気付いたそうです。

別のグループに所属していた元地下アイドルのBさんは、「お前なんか無用な存在。生きている価値もない」などの暴言を連日事務所の社長に言われ続けたのですが、Bさんは「自分に足りないところがあるから」「もっとがんばらないと」と思い込んでいました。そしてその後、リストカットを繰り返すようになりました。

他にも、事務所はアイドルの子の電話の履歴やLINEなどの通信をチェックし、グループや事務所関係者以外の人と交流を断つように強制したり、契約期間中の脱退を認めず1億円以上の高額な違約金を請求すると言われたアイドルもいるそうです。

2018年3月21日には、16歳の愛媛県ご当地アイドル「愛の葉Girls」のメンバー大本萌景さんが自殺しました。原因は「過酷な労働環境」「パワハラ」「学校と芸能活動の両立を阻害」「違約金1億円を払えと言われた」などと言われています。冒頭のAさんの言葉は、事務所側に洗脳された地下アイドルの「ブラック」な実態を的確に表現しています。ひどい大人が多すぎますね。

ガルエージェンシー吉祥寺  代表・師 靖人
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。