現場から立ち去った被害者はなぜ名乗り出たのか?


「私が運転していた自動車が、十字路交差点に向かっていました。
一時停止標識のところで車両を停め、左右を確認しました。目の前を横断しようとする人もいません。左手に男性が3人、歩道と敷地の間で話をしているようでした。左折のため交差点に進入しようと自動車を前進させたとき、左手から女性が現れました。とっさにブレーキを踏みました。次の瞬間、車に軽い衝撃と女性の”キャッ”と叫び声が……」


【事故現場写真】


運転手の男性は呆然とその場で停まっていました。
すると、路上で話をしていた男性たちが、運転席の窓越しに「警察を呼んだから」と声をかけてきました。
運転手の男性は「どうなるのだろう、逮捕されるのだろうか」と不安にかられました。
「相手は?相手はどうなったのだろうか」と心配になり、ようやく車から降りました。

”目の前は惨状が広がっているんだろう…”

しかし、そこには女性の姿はなく、自動車は壊れていません。



【事故車両写真】

目撃者らしき男性の1人が「あっちのほうへ走っていったよ」と指をさして教えてくれました。
やがて、警察官が現場に集まり始めました。警察官に事情を説明していると、救急車がやってきて、野次馬が集まってきました。「ひき逃げ事件」と警察に通報されたようですが、すぐに救急車も警察車両も現場から立ち去っていきました。


事故から数日して、運転手の男性のもとに警察から連絡がきました。
歩行者の女性が判明したとのことでした。その女性はこう話していたそうです。

「車にぶつかったときは体は大丈夫だったので家に帰りました。しかし、時間が経ってから何か異常があっては心配なので、病院へ行ったんです。そうしたら事故の相手やその保険会社がわからないと受診できないと断られたんです。それで警察に行きました」
「事故前の状況は、スマホを見ていたので車がいたのを見ていませんでした。ぶつかった時にはじめて車がいたのに気づきました。そう言ったら警察官がひどく怒るんです。歩行者優先なのにおかしな警官ですよね」


その後、運転手の保険会社と女性との間で治療費について話し合いがありました。保険会社担当者は「女性に交通法規を理解させるのが大変でした」と感想を漏らしました。

結果、女性の治療費を運転手が負担しないことで合意しました。
女性は100パーセント自分が悪いと思ったのでしょうね。
その場にとどまって警察と話をすれば、自分に非があっても自動車が悪くなる事を知らずに。。。


ガルエージェンシー吉祥寺  代表・師 靖人
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。