６月１４日２１時頃、尼崎市大庄西町にあるうどん店「深川」で、女性客が刺される事件が発生しました。
事件直後のうどん店の様子。出入口付近はブルーシートで覆われている
刺された女性客は近所に住む無職の妹尾千春さん（４５）。事件当日は２人の娘と１８時頃に来店しており、３時間後の２１時頃に店を出ようとしたところ、客の男に背後から包丁で右腰あたりを刺されたということです。
男は１９時頃に１人で来店し、店の出入口付近のテーブル席で飲食していました。その際も変わった様子はなく、刺された妹尾さんと面識はないとのこと。
男は妹尾さんを刺したあと女性店員にも殴りかかり、そのまま女性のバッグを持って南へ逃走しました。刺した包丁は自ら用意していたものらしく、店内の床に捨てられていたといいます。
事件が起きた翌日、現場のうどん店へ行ってきました。
事件の影響によりこの日は休業
報道陣の姿が確認できる
近隣住民によると、同店は古くから存在し地元民から親しまれている食堂で、刺された妹尾さんも常連だったそうです。妹尾さんは店主の男性やその妻の女性店員とも仲が良く、事件当日も楽しく会話をしていたといいます。
取材の時点で男が捕まっていないことから、近隣住民は怯えた様子でした。刺された妹尾さんは重傷ですが意識はあり、命に別状はないそうなので、心配する家族のもとへ早く元気な姿を見せてほしいと思います。
ここで続報が入りました。兵庫県警は１５日午後、強盗殺人未遂容疑の疑いで住所不定・無職の田中広信容疑者（５５）を逮捕。田中容疑者は容疑を認めているとのこと。
容疑者逮捕の報に近隣住民も一安心だと思いますが、近年尼崎での殺人未遂事件が多発しています。今後は発生しないことを心から祈るばかりです。