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30代女性が乳児を抱えて線路に飛び込み・・無理心中の悲しい動機とは?

17日15時頃、大阪のJR天王寺駅のホームで、乳児を抱えた大東市在住の無職女性(34才)が飛び込みました。女性は死亡しましたが、乳児は奇跡的に擦り傷を負った程度で、命には別条はないそうです。

ホームに残っていたカバンの中にメモがあり、その内容から女性は無理心中を図ったと見られています。

事故が起こったJR天王寺駅
事故が起こったJR天王寺駅


天王寺署とJR西日本によると、路線内に飛び込んだ女性に運転手が気づいてブレーキをかけましたが、間に合わなかったとのこと。

当時、同じホームにいた人は「乳児を抱えた女性とすれ違った後、大きな音がしたので振り返った。すると女性の姿はなく、女性が持っていたカバンがホームに残されていた」と証言しています。

女性が飛び込んだとされる線路付近
女性が飛び込んだとされる線路付近

事故が起こったホームには警察関係者の姿が確認できる
事故が起こったホームには警察関係者の姿が確認できる

運転の見合わせによりホーム内はかなりの混雑
運転の見合わせによりホーム内はかなりの混雑


母子の無理心中は後を絶ちません。今回の事故では、女性が無理心中を図った動機はまだ明らかになっていませんが、よくあるものとしては「夫の暴力」や「生活が苦しい」などが挙げられます。

事故や病気による身体的な問題や働けない・収入がないなどの事情であれば、一定期間お金が支給される「生活保護」。

もしくは、1947年に制定された、18歳未満の子どもがいる母子家庭やある事情で離婚の届け出ができないなどの女性が子どもと利用できる、「母子生活支援施設」。

近年ではDVシェルターとして利用されることが増えていますが、経済的事情がある母子家庭の受け入れも行っています。


無理心中を図る前に、母親としてまだ他にもできることはあったのではないかと、胸が痛みます。

ただ、乳児が無事だったのは不幸中の幸いでした。母親を失ったこの子の幸せを心から願います。

 

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