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酷暑サバイバル・・・男性が日傘さすってどう?

梅雨が明けてから酷暑がMAXです。今年7月の平均気温は平年を2.16℃も上回り26.22℃。1898年の統計開始以降で最も高い気温だそうです。日中の30℃超えは当たり前で、気象庁は「危険な暑さ」として不要不急の外出を控えるように「熱中症警戒アラート」を発していますね。今日は酷暑にも関わらず外出しなければならないときの対策として「日傘」を男性にもオススメしたいと思います。

まずは酷暑が人体に与える超ド級の影響についてお浚いしておきましょう。

熱中症や脱水症状は、高温な環境で過ごすことによる水分補給の不足が原因で起こります。こまめに水分を補給しましょう。私もやりがちなんですが、コーヒーやティーだと利尿作用があるため水分を補給したことにならないので要注意です。水、麦茶、スポーツ飲料などが良いようです。

熱中症や脱水症状が起こる前に人それぞれが感じる体からのサインがあるそうなので、ご自身のサインを押さえておきましょう。例えば、めまい、吐き気、意識がぼやっとする、筋肉がピクピクする、体が熱くなる、などです。私の場合は屋外で直射日光を浴び続けると二の腕や肩のあたりに「発疹」が出て赤く腫れるので「やばさ」のバロメータになっています。

さて、本題の日傘についてです。日傘は男女に関わらず直射日光を避けてくれるので体感温度を下げ、熱中症や熱疲労のリスクを軽減してくれます。日中、頭頂部の温度は55℃前後にまで上昇しますが日傘をさすと40℃前後に下がります(ちなみに帽子も同様の効果がありますが、頭頂部がムレるため薄毛が気になる方には悪影響)。日傘は頭頂部の温度を15℃も低くする効果があるので熱中症リスクを大幅に減少します。また紫外線を遮断するという意味では日焼けや皮膚ガンのリスクも低減させます。

日傘はしばしば「女性用」のアイテムと見なされることが多く、男性が使用することに対する抵抗感がありますよね。だけどそれは単なる伝統的なジェンダー規範で、控えめに言っても快適さや健やかさを著しく阻害する「バイアス」に過ぎません。酷暑というのは生存や安全が脅かされる状況下ですから「男だから」「女だから」なんて悠長なことをいう余裕はないのです。危機はこれまでの社会的規範にとらわれず柔軟な発想で乗り越えなければなりません。無意味な見栄を張らず、酷暑だからこそ社会的な偏見を取り除き健康を優先する文化を促進していきましょう。

一部の人たちには批判的な視線やコメントを浴びることがあるかもしれませんが、その人たちも社会の風潮がこちらに来ていると感じれば風潮に乗り遅れない態度や行動に変わっていくことでしょう。

 

近頃は男性専門の傘もおしゃれですよ。

メンズ日傘

匠の傘専門店心斎橋みやけ

 

 

 女探偵 堺浄(さかい・きよら)

政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。

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