住宅街の意外な盲点、犯罪が起こりやすい条件とは


これから夏本番ですね。女性の薄着姿にムラムラして同意がないのに胸や下腹部を触わってしまう……。そんな強制わいせつ罪は、警視庁から出された刑法犯の罪種別認知件数(月別)のデータによると、春から徐々に増えていき7月にピークを迎えます。

中でも13歳未満の児童に対する強制わいせつ事案は、児童の下校時間である15~17時に道路上・公園などの屋外で多く発生しています。(警視庁平成29年強制わいせつの発生状況より)






でも、不思議だと思いませんか?夏場の15~17時のように明るく、人の目が届きやすい屋外でなぜわいせつ事件が発生するのでしょうか?小学生女子、中学生女子への声がけ・つきまといが5月の中旬に連続で発生したある中核都市の新興住宅団地を調べてみました。


この団地には、数千人の人口があり3つの小学校2つの中学校があります。整然と区画された土地には戸建て住宅が立ち並び、数台の自動車が停められる中高層の所得がある人たちが住んでいます。

平日の15時頃の事件発生現場です。





通行する人、車両がほとんどいません。郵便のバイク、宅配の車両が通るくらいで人通りがまったくないのです。近隣に住んでいると思われる人は数十分に1、2人が通る程度でした。

発生現場近くの住人に聞き込みをしようとインターフォンをならしても、その多くは留守でした。
ようやく出会えた人に話を聞くと、

「平日の日中は働きに出ているので。近所でそんなことがあったの?知りませんでした」
「外から子供の声が聞こえても、子供同士でふざけあっている声だと思っちゃいます。悲鳴が聞こえたら?子供のSOSと気づかないかもしれませんね」


犯罪者にとって、人が少なく外への関心が薄い住宅街は犯行を行いやすい場所です。新潟県で発生した女児誘拐殺害事件の容疑者にとっても、そのような住宅街は被害者を連れ出しやすいところだったと思われます。住宅街の盲点をなくすことが、犯罪から児童を守る要因の一つとなるでしょう。


ガルエージェンシー吉祥寺  代表・師 靖人
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。