信号機のない交差点で出合い頭衝突事故、どちらに問題があったのか


いま写真の道路を黄色の矢印方向へ走行しています。



前方には信号機のない十字路交差点。交差する道路の見通しは悪いところです。
そこへ進路左手、赤い矢印方向から自動車が1台現れました。

あなたは、交差点を通過するとき減速しますか?
それとも速度を維持したまま交差点を通過しますか?


「交差点なんだから、徐行するのが当然だろ!」
「右手に民家があって見通しが悪いんだから、相手だって徐行するのは当然だ」
と、この道路から交差点に進入した当事者甲野さん(仮名)は言います。


△甲野さんから見た交差点


「相手の道路には標識があるのだから、一時停止もしないなんてそんなのおかしい」 
「交差点で減速?こっちは優先道路なのよ。第一、減速の標識なんてないでしょう」
相手方である乙原さん(仮名)も全く譲る様子はありません。



△乙原さんから見た交差点


甲野さんと乙原さんは信号機のない交差点で出合い頭衝突事故を起こしました。
出合い頭衝突事故は、昨年1年間信号機のない交差点で起きた交通事故約11万4000件のうち7割にあたる約7万6000件発生した典型的な事故事例です。しかし、この事故も交通ルールを正しく理解していれば発生を防止することができました。


そのルールとは?
もう一度、甲野さんの通行する道路と乙原さんの通行する道路を比べてみると、乙原さんの通行する道路中央には白い破線が引かれてあり、破線は交差点内にもあります。また甲野さんの道路には「一時停止標識」があります。つまり、乙原さんが通行する道路は優先道路になるのです。

道路交通法上、左右の見通しのきかない交差点を徐行せずに通過できるのは「信号機で交通整理が行われているとき」と「優先道路」の2つの場合だけです。事故現場は見通しの悪い交差点。しかし、道路交通法上、乙原さんは徐行しないで交差点を通過できるのです。一方、甲野さんの通行する道路には一時停止標識があるので、乙原さんの通過を待って交差点に入らなければいけなかったのです。

運転免許を取るときに学んだ交通ルールですが、時間が経つうちに忘れてしまったりルールが変わることもあります。交通事故で痛い目に合わないよう、交通ルールのチェックをしておきましょう。


ガルエージェンシー吉祥寺  代表・師 靖人
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。