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【探偵魂】特殊詐欺被害を防ぐために ~家族やご近所付き合いの大切さ

2021年9月中旬、埼玉県西武の農村地帯に住む高齢女性(90歳)宅に若い男性から電話がかかってきました。電話越しに「俺だよ、俺」と言われたお婆さんは男性の声に聞き覚えがなかったもののうっかり孫の名前を言ってしまい、話術にはまって自分の孫だと信じてしまったそうです。この間1分もかかっていません。

男性の話を聞くと、「会社のお金を無くしたから今すぐ200万円を用立てないとクビになる。お父さんには言えないしお婆ちゃんしか頼めない!今から受け取りに行くよ!」と必死な様子。

とはいえ、お婆さんの住んでいる家は最寄駅まで5キロ以上離れた遠い田舎です。タクシー以外の交通手段が無く、男性と時間を決めて会うことになりました。

 

タクシーを待つ間、お婆さんはたまたま通りがかったJA職員に孫がお金に困っている話をしました。詐欺を疑った職員は孫に連絡をして再度確認をするよう説得。自称孫を完全に信じていたお婆さんは職員の話に聞く耳を持ちませんでしたが、しぶしぶ離れて暮らす息子に連絡を取りました。

その後、孫に確認を取った息子から「それはオレオレ詐欺だよ」と言われ、ようやくお婆さんは自分が詐欺に遭っていたことに気付いたのです。JA職員が地元警察に連絡をしてお婆さんは聴取を受け被害に遭わず済みました。

今回の事件は新聞に出ていません。最近では家族でなく警察職員の名前を騙る手口も増えています。自分は大丈夫と思っていても、不審な電話があった時はひとりで考えず誰かに相談しましょう。日頃からご家族と連絡を取り合うことも大事ですね。

ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山浩二(0120-488-007
前職は刑事。刑事時代に培った経験や人脈を活かして、尾行・張込みはもちろんのこと、調査終了後にお渡しする調査報告書には絶対的な自信を持ち、深層心理を見抜く能力には定評がある。メンタルケアカウンセラーの資格を有し、各種相談に親身に対応するためご依頼者様からの信頼も厚い。

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