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【実話】デカ長探偵事件ファイル2~彼氏のヤバい職業と彼女のたくらみ

前回のつづき。


重要参考人として浮上した被害者の彼女(A子とします)。A子はS県S市に両親弟の4人家族で暮らし、自動車メーカーに勤務する美形の女性です。

当初重要参考人として事情聴取を行いましたが、
「6000万円は私も見たことがあります。でも、そのお金で泣いているお爺ちゃんやお婆ちゃんが沢山います。アパートに泥棒が入ってよかったです。彼も真人間になれる。お金なんてないほうがいい」
と、大金を盗まれた被害者の彼女とは思えない話しぶり。


ただ、彼女の言い分にも一理あります。

被害者の仕事は、住宅の無料診断と言って老人宅の縁の下に潜り、「湿気で土台が腐る」「シロアリがいる」とありもしないことを言葉巧みに伝え、換気扇などを取りつける・・・

そう、当時世間を騒がせた住宅リフォーム詐欺を行っていたのです。20代の若者が6000万円稼げたのも納得です。


リフォーム会社に転職して収入がアップするにつれ、「優しさがなくなり、ペットも虐待」するようになった被害者。

結婚の話が出たとき、A子は「お金がなければ、元の優しい彼氏に戻る」と思ったそうです。もうおわかりですね、6000万円を盗んだのはA子だったのです。


A子は1人では犯行を決断できず、遊び仲間の男友だち2人に相談したところ、2人は6000万円という金額に迷いもありませんでした。

犯行は至って簡単。窓の鍵を1か所開けておいただけ。お金の保管場所や被害者の不在の時間帯などすべてA子がわかっていたからです。

6000万円は3人で2000万円ずつ山分けしましたが、A子の目的はお金ではなかったため、盗んだその日の夜に、目に留まった林の中の用水路に2000万円を投棄したのです。


用水路に浮いた1万円札の謎は解明できましたが、この事件、実はまだまだ続きがあります。続きは次回・・・

 

ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山浩二(0120-488-007
前職は刑事。刑事時代に培った経験や人脈を活かして、尾行・張込みはもちろんのこと、調査終了後にお渡しする調査報告書には絶対的な自信を持ち、深層心理を見抜く能力には定評がある。メンタルケアカウンセラーの資格を有し、各種相談に親身に対応するためご依頼者様からの信頼も厚い。

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