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【実話】デカ長探偵事件ファイル5~高齢・病弱な母親は悲痛のどん底

前回のつづき。


共犯者も逮捕となり、2人で働いた犯行は、
・空き巣・・・・・数十件
・強盗・・・・・・8件(この中には大怪我をした被害者も)
となりました。

この他に、盗んだ通帳や印鑑を使って口座から引き出すといった行為も繰り返した結果、「窃盗・有印私文書偽造・同行使・詐欺・強盗・強盗傷人」などの犯行で裁判となり、受けた判決が懲役16年だったのです。

この判決は、自分が担当した犯人の中では最高刑だった記憶があります。


悪いことをすれば、自ずとその責任を取らねばなりません。しかし、一生のうちの十数年を、塀の中で世間から隔離されることを犯行前に思い浮かべれば、犯罪に走る人が少しは減るのではないかと思います。

今回の犯人2人は西日本地方から上京し、犯行を重ねていました。1人の犯人の母親は1人暮らしの上、高齢・病弱。

息子の事件を受けて、「もう生きているうちには会えないかもしれない。長いこと刑務所に行くんでしょ?」と尋ねられましたが、私は判決内容を伝えることができず、「少し長いね」としか言えなかったことを今でも思い出します。


事件を起こして刑務所に行くのは本人ですが、自分だけではなく、家族も巻き込むもことを忘れないでほしいものです(被害者はもちろん、一生忘れられない出来事になるということも)。

 

ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山浩二(0120-488-007
前職は刑事。刑事時代に培った経験や人脈を活かして、尾行・張込みはもちろんのこと、調査終了後にお渡しする調査報告書には絶対的な自信を持ち、深層心理を見抜く能力には定評がある。メンタルケアカウンセラーの資格を有し、各種相談に親身に対応するためご依頼者様からの信頼も厚い。

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