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MMAが盛り上がってきた!

 ようやく日本でもMMA(総合格闘技)が盛り上がってきました!

 ボクシングは、井上尚弥というスーパースターの存在に加え、若手に素晴らしい日本人選手がたくさんいるので、34年ぶりに東京ドームで興行を行うなど、既に十分盛り上がっていますが、MMAも徐々に来ている感があります。

 実際、7/28に”超RIZIN.3”という興行がさいたまスーパーアリーナで開催されます。15年ぶりに通常仕様(約2万人収容)より大きいスタジアム仕様(約4万人収容)で開催されるにも拘らず、1ヶ月前の現段階でチケットはほぼソールドアウト。ネット中継の視聴者数の凄い数になるでしょう。

 その最大の理由は、メインが朝倉未来vs.平本蓮だからです。MMA的に因縁の対決、SNSでの大人気者同士の対決なので、注目度は半端ありません。

 もちろん、MMAのコアなファンに言わせると、”この対決は実力的にMMAのベストオブベストの試合ではない”、”SNS人気でライトなファンがチケットを買っているだけ”など、超RIZIN.3に対して様々な批判があります。

 しかし、そんな批判はどうでもいいです。一番高い席で110万円、一番安い席でも15,400円という高額のチケットが既にほぼソールドアウトということ事自体が凄いです。

 かつ、MMAの興行には、一度会場で実際の殴る蹴るを目の当たりにするとその迫力にはまる、という泥沼のような魅力があります。当日はメイン以外にもたくさん良いカードが組まれているので、メイン目当てのライトなファンも、その泥沼に引き込まれるはずです。それがMMAの盛り上がりに繋がるのです。

 ちなみに、この興行ではRENA vs.ケイト・ロータスという女子格闘技の試合が組まれていますが、ケイトはある意味でBOZZが見出した選手であることを読者の皆さんはご存知でしょうか?
 ケイトは、まずBOZZが神戸で運営するジムZONEに入会し、それがきっかけで格闘技に目覚め、東京に出てきてプロ格闘家になりました。それから試合で実績を重ね、この大舞台に抜擢されるまでになったのです。
 相手は女子格闘技を盛り上げた立役者で大ベテランのRENA選手。それに対してケイトはまだ若手で戦績も5勝6敗なので、非常に厳しい戦いになるでしょう。でも、BOZZが見出したケイトがこの大舞台で戦うことだけで本当に凄いことだと思います。
探偵ファイルの読者の皆さん、7/28は是非ケイトを応援しましょう!!

 

 

 

岸 博幸(きし ひろゆき)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、RIZIN(格闘技団体)アドバイザー。専門分野は経営戦略、メディア/コンテンツ・ビジネス論、経済政策。元経産官僚、元総務大臣秘書官。元内閣官房参与。趣味はMMA、DT、VOLBEAT、NYK。

 

 

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