【潜入調査】75才女詐欺師を探偵が追う 自称「秘密資金にアクセス出来る女」④


前回の続き

S氏は我々に対して見せたいものがあると言い、自ら過去の「M資金詐欺」等で使用したと思われる様々な資料見せてきました。

その資料の中には1984年に第一勧銀京都支店名の偽造預金証書などを使用した「M資金詐欺」グループによる大型詐欺事件の主犯格として逮捕された青柳ハツ(2004年に死亡)に関連するものもあり、この青柳ハツという人物はM資金詐欺の常習犯で1972年から何度か詐欺容疑で逮捕されています。





また、資料の中には青柳ハツの息子若しくは甥とも言われており同居人であったHという男性が青柳ハツから還付金残高確認証(M資金詐欺で使われている架空の証書)を譲渡されたことを証明するといった書類、S氏が一連の業務を引き継いだことやOGASAWARA TAKAKOという偽名を使用していたことを記した書類もあり、S氏と「M資金詐欺」との関わりはほぼ確定的となりました。




その他にも偽造されたものであろうが当時の首相などが署名した文書などを大量に見せ、「M資金詐欺」の常套句である

・通常は表に出せない秘密資金であり政府のごく一部の人間だけが知る特別なもの
・過去急成長した大企業はこの資金が適用されている
・皇室関係者が資金決済者である
・決済者の承認で数十億円の国の秘密資金の融資を無利子で受けられる
・融資の条件として国家戦略特区などのプロジェクトに参加する必要がある
・プロジェクトに参加するために法人を設立し一定期間、拠出金として必要経費などを負担する必要がある
・融資が承認されれば、それらの拠出金をはるかに上回る融資が受けられる

などの説明をまくし立て信用させようとします。




もちろん、何年待ってもこれらの融資が下りる事は無く

・海外の決済者が病気になり決済が遅れる
・日本の財務省理財局の許可が下りない

などの理由で先延ばしをしながら、被害者から少しずつ金銭を吸い取って行きます。


さらにS氏は、我々も仲間に引き込もうとしているのか、過去にフィリピン国内で横行し現在でも数年おきに被害が発生し逮捕者も出ている、故フェルディナンド・マルコス大統領の数十兆円とも言われている隠し財産を騙った詐欺に使用したと思しき資料も見せて来たのです。



次回に続く


ガルエージェンシー横浜駅前千葉駅前汐留 代表・吉田 容之
ガルグループの複数の拠点で調査責任者を長年務めた豊富な現場経験を生かし、浮気調査・人探し等はもちろん他社では不可能な特殊な事案も対応可能。また、心理カウンセラーとしての資格を持ちご依頼者様の心のケアも行っている。