ペットブームの陰に・・・

〜 エサあげないと死んじゃうんですか? 〜



“どうする?アイフル”のCMもあって、チワワが空前の大人気。CM前は20万前後だった値段が、現在40〜50万に高騰しているとか。写真集まで出る人気に・・・。


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ど〜する?アイフルのあの娘が初写真集
チワワのくぅーちゃん、モデル協会所属の“大物”

CMを見るなどして「私も飼ってみたい!」という方(特にOLの方が多いとのこと)が急増しているとのことですが、実情を聞いてみると“生き物を飼う”という感覚が欠如した飼い主が多いということです。

今回、ペットショップの従業員の方から取材した“最近の飼い主事情”についてお伝えします。

ペットショップの店員が挙げてくださった例として・・・

・ある女性客がペットショップで買って、しばらく飼ったあと恋人と一週間ほど海外旅行に出か
 けた。帰って来たらペットが死んでいたので文句を言いにきたとのこと。
 店員が「旅行中のエサとかはどうなさってたんですか?」と訊ねると、「やってない」とのこ
 と。どうやら餓死してしまったみたいだが、「“一週間エサをあげなかったら死ぬ”とは聞い
 ていなかった!」と怒り出した

 (※これは、もう“生き物を飼う感覚”云々より“常識”の欠如かもしれませんが・・・)

・糞尿の量が多くなるといやなので、エサをあんまり食べさせない、水をあまり飲ませない

・しつけを厳しくしようとしてやりすぎ、叩き方などがエスカレートしていき骨折させたり死な
 せてしまったりすることも結構ある


・夫婦で飼っていたが、妻が妊娠したということでペットを平気で処分する
 (正当な理由がある、ということで罪悪感などはないらしい)


・フィラリアの予防接種などをしない、もしくはしばらく再び予防接種しなくてもよいように強
 い薬を打つ。もしくは接種の費用がもったいないとペニシリンなどの抗生物質を飲ませて代用
 する(副作用で死ぬこともある)


などなど。
店員さんによれば、今人気のあるチワワや、その前に人気だったミニチュアダックスフンドなど、小さいこともあってかOLの方などは「ヴィトンやエルメスのバッグかなにかのように“飼う”というより“所有する”感覚なのではないか?」と危惧していらっしゃいました。

また、店員さんの知人のペット関係に詳しいAさんは、「一年間ケージに閉じ込められていた中型犬」を現在飼っているとのことでした。その犬を元々飼っていたのは裕福な家庭ではあったけど、“新しい犬が来たから”という理由で元いた犬はせまい小型犬用のケージに閉じ込めたまま約一年間放置、エサは一日一回スプーンひとすくい程度、通常8〜10kgほどあるはずのその犬種の体重はAさんが引き取るときには3.5kgしかなかったとのこと。ケージに閉じ込めたままだったのでしばらくはまともに歩行も出来ず、まっすぐ歩けるようになるまで一年半かかったそうです。黒いはずの毛並みがくすんだ赤茶色に色落ちし、全身脱毛の状態だったといいます。 こちらも、元の飼い主は“新しい犬が来たから前のはどうでもいい”という感覚だったようです。

また、先の“CMやその他に影響されて飼う”ということに関連した事例を挙げると・・・
かつて「動物のお医者さん」という漫画の大ヒットにより、主人公が飼っている犬“チョビ”も大人気となり、その犬種のシベリアン・ハスキーがもてはやされたことがありました。


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しかし、店員さんやAさんの話によれば、「ハスキー犬は狼に近い血であるということもあり、小さいころから躾けないと、かなり獰猛に育ってしまう」ということでした。
飼ってはみたものの、漫画のような可愛い性格にはならずにもてあます飼い主ばかりが増え、野に離したり保健所に連れて行ったりする例が後を立たなかったそうです。

ハスキー犬ブームが一段落した後、保健所はハスキー犬だらけだったという事実を知っていますか?

店員さんやAさんは、その「動物のお医者さん」は4月からドラマが始まるということもあり、また同じことが繰り返されるのではないかと心配していました。

超ソックリ!!“チョビ”役に話題騒然!
テレ朝系新ドラマ「動物のお医者さん」


実際、今の保健所(動物愛護センター)には、ややブームが下火になったゴールデンレトリバーが多くなっていると言われていますので、数年後には現在ブーム真っ只中のミニチュアダックスフントとチワワが多くなる可能性が出てきています。
保健所は、さながらペットブームが過ぎ去った動物達を鏡のように映しているとでも言いましょうか・・・。
言うまでもないことですが、ペットは命のある生き物です。
安易な気持ちで、モノか何かのように買ったり捨てたりすることのないようにお願いしたいものです。
飼うとは、その命を一生背負うこと。 その事を解っている人は、果たしてどれくらいいるのでしょうか・・・・。


次回は、「ペットを売る側」の裏事情をレポートいたします。





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